B-SELS ビーセルズ の日記
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『PLEASE PLEASE ME』 超貴重!デンマーク・モノラル初盤 ゴールド・パーロフォン良盤 スゴイ音!!!!!!
2024.05.23
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御紹介が遅くなりました。今回は、東京のTさん!
東京のTさんのことは、前回は昨年9月26日の日記でご紹介させていただいているが、誰もが認める、物凄い、常軌を逸する、尋常ではないビートルズ・コレクターでいらっしゃる。
Tさんとお会いしたのはまだ3回だが、1回目は6年前の開店直後のB-SELSに東京からわざわざ来てくださり、また、前回はお友達のM1さんと一緒に来てくださり、その後も、M1さんを介してB-SELSでレア物を御購入くださるなど、何かと御贔屓にしていただいている。だから、私は、TさんがすっかりB-SELSの常連さんのような気がしてしまうのだが、本当に光栄なことだ。
Tさん、いつもありがとうございます!
そのTさんが大阪への御出張の際に奈良まで足を延ばしてくださった際、偶然にもお友達のM1さんとB-SELSで再会されたのだから!これはもう偶然を通り越して奇跡です!!
というわけで、本当にあの日は盛り上がりました。
Tさん、M1さん、M2さん、そして私の4人で、大好きなビートルズのレコードを聴く至福の時間。TさんとM1さんの感動的な再会もあって、私にとっても忘れられない感動的な一日となりました。
それでは、今日も張り切って書かせていただきましょう!
今回、東京のTさんがお買い上げくださったのは、次の2枚!!
①「MY BONNIE / THE SAINTS」 1961年10月ドイツ初盤 イントロ・ドイツ語ヴァージョン CS付き
これは3月29日の日記の盤。
B-SELS ビーセルズ | 日記 | 「MY BONNIE / THE SAINTS」 超貴重!1961年10月ドイツ初盤 イントロ・ドイツ語ヴァージョン レイモンド・ジョーンズがブライアン・エプスタインに注文した盤はこれ! - お店のミカタ (omisenomikata.jp)
Tさん 「おお、『日記』のマイボニーがまだあるじゃないですか。」
私 「いくらレアでも、さすがに『マイボニー』ですから、飛ぶようには売れません(笑)。ですが、Tさんは、このドイツ語ヴァージョンの方も…」
Tさん 「今までに何枚か購入しました。」
私 「でしょうねえ(笑)。とりあえず、音が良い盤なので聴いてみてください。」
♪”MY BONNIE”試聴
Tさん 「おお、これは良い盤ですね!」
私 「このシングルはB面の”SAINTS”がさらに音が良いんですよね。」
Tさん 「そうそう。”SAINTS“の方が録音のダビング回数が少なかったから音が良いんだと思います。」
私 「さすがですね!」
♪”THE SAINTS”試聴
Tさん 「B-SELSのオーディオシステムがビートルズ向きなのか、ベースの鳴りが凄かったです!」
私 「この音で聴くと、”THE SAINTS”を聴くのが楽しみになりますね!」
Tさん 「デッド・ワックスを見せてください。おお、これは…マト左側の『K1…』の前に2がない!」
私 「私はマトだけ確認して、そっちの記号の方は意味がわからないのでスルーしました。」
Tさん 「マトにもXのついたものとないものがありますよね。そしてマト左側のこの記号ですが、私が持っている盤は、『K1…』の前に2のある盤ばかりで、2のない盤は初めてです。これはマザーの番号かもしれないと考えているのですが。そして、最後に刻印されたアルファベットがスタンパー?」
私 「マイボニーにこれほど詳しい方は初めてです!するとこれがマザー1!?」
Tさん 「まだ研究中ですが、このデッド・ワックスを見るだけで飯が三杯はいけますよ!」
私 「スゴイです!」
Tさん 「マイボニー研究会です!」
私 「マイボニー研究会!」
Tさん 「このポリドールのカンパニー・スリーヴにもさらに種類がありまして、ドイツのディーラーから教えて貰ったのですが、マイボニーの初期にはカンパニー・スリーヴにÜberspielung Verboten(ドイツ語で「ダビング禁止」)と書かれていたとのことです。」
私 「さすがはマイボニー研究会!」
Tさん 「マイボニーの録音会場は公民館のようなところだったんですが、私はこのマイボニーが録音された会場の入り口脇に生えていた木の実も入手しました。ドングリのような木の実なんですが、これを見ながらマイボニーを聴くと、どんどん想像が広がって至福の体験が出来ます。やはりその当時の空気を吸った本物は、オーラがもの凄いです!」
私 「おそれいりました!」
Tさん 「というわけで、マイボニーのドイツ初盤はすでに持っているんですが、このデッド・ワックス『2なし』盤を見てしまったからには買わずに帰るわけにはいかなくなりました(笑)」
私 「お買い上げありがとうございます!(笑)」
②『DOUBLE FANTASY』 韓国オリジナル 独自マト
Tさん 「このポップにある”KISS KISS KISS”途中終了ヴァージョンって?」
私 「おお、Tさん、さすがお目が高い!A面に少しキズがある盤ですが、問題の”KISS KISS KISS”を聴いていただきましょう!」
♪ ”KISS KISS KISS”試聴
Tさん「おお、これは!(笑)」
私 「盛り上がる前に曲がフェイドアウトします。これは韓国だけでしょうね!」
Tさん 「韓国の検閲でカットされたんですね。これはおもしろい!盤のキズなんかどうでもよくなるほどインパクトありますよ!これもいただきましょう!!」
私 「毎度ありがとうございます!!」
というわけで、今回も貴重な盤をお買い上げくださったTさん、どうもありがとうございました。おいしい焼きティラミスのおみやげまでいただき、重ねて厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました!
マイボニー研究会、楽しかったです!大変勉強になりました。どうかまたいらしてくださいますよう、またお会いできる日を楽しみにしております!
というわけで、B-SELSのお客さんはやはりスゴイ。凄すぎる。
誰が何と言おうと、スゴイとしか言いようがない!
このようなスゴイお客さんを前に、次は何を出せばよいのかと日夜奮闘しているB-SELSであるが、我ながらよく続くなあ…
そろそろネタ切れ?そんなことはありません!今日も出します!スゴイ盤を!!
今日の盤もスゴイ。というか、凄すぎる!
『PLEASE PLEASE ME』のデンマーク・モノラル初盤、ゴールド・パーロフォンの大変音の良い盤を出品した。
『PLEASE PLEASE ME』 デンマーク・モノラル初盤、これはUKマザーで、UK初回マト1Nの原盤をもとにプレスされている。つまり、原盤はUKゴールド・パーロフォンと同じである。
さらに、デンマーク初盤はレーベルも「ゴールド・パーロフォン」で、かなりのレア盤となっている。プレス枚数も、UKゴールド・パーロフォンのモノラル盤と比べると、デンマークの方がずっと少ないものと考えられる。
盤質VG++であるが、見た目に少しスレやヘアラインが目立つ程度で、音に出るようなキズほぼなし。盤質が良いので大きな音で楽しんでもノイズに煩わされるようなことはほとんどないだろう。最初の「ワン、トゥー、スリー、フォー!」からエンジン全開、これはスゴイ音だ。
さすがはデンマーク盤で、両面ともかなりクオリティが高い。レーベルの価値のみならず、音の価値もスゴイ、デンマーク初盤のゴールド、これは超オススメです!
ジャケEX-。当時のデンマーク盤のジャケはもともとUK製のものが使用されている。つまりUK盤と同じジャケ。アーネストJD社製の比較的良い状態のジャケである。
プレーン・インナー付き完品、税込-円です。これも素晴らしいコレクションになると思います。その上、音が素晴らしいのですから!
それでは、明日もまたB-SELSで、皆さんのご来店をお待ちしています!
(5月24日追記)
『PLEASE PLEASE ME』 超貴重!デンマーク・モノラル初盤 ゴールド・パーロフォン良盤 スゴイ音!!!!!!については、ありがたいことに早速商談中となりました。宜しくご了承願います。
(7月19日追記)
『PLEASE PLEASE ME』 超貴重!デンマーク・モノラル初盤 ゴールド・パーロフォン良盤 スゴイ音!!!!!!については、好評につき売り切れました。お買い上げいただき誠にありがとうございました。