B-SELS　ビーセルズ | 日記 | 『BEATLES FOR SALE』 　ウルトラ・レア！　ノルウェー・モノラル（売り切れました！）

11月2日を最後に、もう2週間も日記を書いていない。更新を楽しみにしてくださっている方々のことを思うと大変申し訳ない気持ちになるのだが、公私ともに少し忙し過ぎた。どうかお許し願いたい。
 
この間にも、B-SELS自慢の常連さんをはじめ、リピーターの方や新規のお客さん、スゴイ方がたくさんいらしてくださった。心から感謝を申し上げたい。そして、この日記では、11月3日以降、来てくださった順に少しずつ紹介させていただきたい。時間の制約上、以前のような大作（？）はしばらく書けないかもしれないが、それもお許し願いたい。
 
 
 
この2週間の間に3回も来てくださった超常連の紙物さん、本当にありがとうございました。
この間、紙物さんが買ってくださったレコードを、5枚まとめて紹介させていただきたい。
 
 
①『BAND ON THE RUN』UK初回マト1　ラウドカット美盤
　私が10月30日の日記に書いた盤のことで、その翌日には紙物さんが電話で早速予約してくださった。スタンパー1GMの素晴らしい音の美盤だ！
 
紙物さん　「今回聴き比べ用に持って来たのは『BAND ON THE RUN』のバルバドス盤です。前にこの店で買ったものです。」（2022年4月23日の日記参照）
 
私　「あの最高のバルバドス盤ですね！私もバルバドスの『BAND ON THE RUN』はこれしか見たことがありません。UKマザーでマトリクスは1/2、A面だけがラウドカットという非常に珍しい盤です。しかもニアミント！」
 
紙物さん　「曲は”MAMUNIA”でお願いします。まずはバルバドス盤を。…やっぱり素晴らしいですね！」
 
私　「あまりに素晴らしいので、次の”NO WORDS”も聴かせてください。…やはり素晴らしいの一言に尽きます。B面はマト2なのに、これはマト1のUK盤もかなわないような音がしています。」
 
紙物さん　「それでは、UK盤の”MAMUNIA”を。…やっぱりいいですね、ラウドカット！大満足です！！しかし、バルバドス盤の方は透明度が違いますね。」
 
私　「音の大きさではやはりUKが上ですが、鮮度が高いのは圧倒的にバルバドスでした。恐ろしく透き通っていますね！」

 
 
②「I WANT TO HOLD YOUR HAND / THIS BOY」　スウェーデン・オリジナル・シングル美盤　ピクチャー・スリーヴ付き　独自マト
 
紙物さん　「音の方は、UK盤の方が荒々しくて良いですが、このスウェーデンのピクチャー・スリーヴはとても良いですね！」

 
 
③「BACK IN THE U.S.S.R. / DON’T PASS ME BY」　デンマーク・オリジナル・シングル良盤　スウェーデン製ピクチャー・スリーヴ美品付き　独自マト
 
④「OB-LA-DI,OB-LA-DA / WHILE MY GUITAR GENTRY WEEPS」 スペイン・オリジナル・シングル良盤　ピクチャー・スリーヴ付き　独自マト

 
紙物さん　「聴き比べ用にホワイト・アルバムのUKモノラル盤と以前にここで買った南アフリカのステレオ盤を持って来たので、③と④とで聴き比べさせてください。
まず、UKモノラル盤の”BACK IN THE U.S.S.R.”を。…サスガですね！」
 
私　「紙物さんのUKモノラル盤の1枚目のマザー・スタンパーは3R/1Mですね。どうりで音が良いはずです！」
 
紙物さん　「続いて南アフリカ盤で”OB-LA-DI,OB-LA-DA”を。…UK盤に比べると音圧が低いですが悪くないですね！」
 
私　「UKのモノラルに比べると南アフリカのステレオは迫力不足ですが、音は綺麗で良いですね。」
 
紙物さん　「次に③を両面聴かせてください。この時代に”BACK IN THE U.S.S.R.”のUKシングルはないから独自マトですね。音の方は今一つですが、このピクチャー・スリーヴは素晴らしいですね！”DON’T PASS ME BY”とのカップリングもレアです。」
 
私　「このタイトルのデンマーク盤のピクチャー・スリーヴはもともとスウェーデン製です。もちろんスウェーデン盤もあります。」
 
紙物さん　「次に④を両面聴かせてください。…デンマーク盤の”OB-LA-DI,OB-LA-DA”も悪くないですが、ジャマイカ盤の”OB-LA-DI,OB-LA-DA”に比べると物足りないですね。」
 
私　「紙物さんがお持ちのジャマイカ盤は音圧が高くて素晴らしかったですね！」
 
紙物さん　「でも、ホワイト・アルバムからのシングル・カットは少ないので、これもいただきます。」

 
 
⑤『BEATLES FOR SALE』　ノルウェー・オリジナル・モノラル盤
 
紙物さん　「ノルウェー盤とは驚きです。レーベルはゴールド・パーロフォンに似ていますが色は紫です。しかも、レーベルに『PAROPHONE』と『ODEON』のロゴが入ったダブル・ネームとはスゴイ。」
 
私　「大変なレア盤です。音の方はUKマザーで、UKの4N/3Nマトです。」
 
紙物さん　「聴き比べ用に、前にここで買った『BEATLES FOR SALE』のイスラエル・モノラル盤を持ってきました。A面の”ROCK AND ROLL MUSIC”、”I’LL FOLLOW THE SUN”、”MR.MOONLIGHT”の3曲で聴き比べさせてください。
まずは、イスラエル盤を。…ぜんぜん悪くないですね。イスラエル盤もプレスが少なかったんでしょうね。とても良い音です。」
 
紙物さん　「次にノルウェー盤を。こっちの方が音がクリアですね！鮮度が高い！！」
 
私　「イスラエル盤もレアですが、ノルウェー盤はレア中のレアです。何枚プレスされたのかわかりませんが、滅多に見ることはありません。音の鮮度が極めて高いのも頷けます。」
 
紙物さん　「大変気に入りました。これもいただきます！」
 
私　「ありがとうございます！」
 
 
以上、この2週間の間に3回も御来店をいただき、超レア・ノルウェー盤を含む計5枚の貴重盤をお買い上げくださった紙物さん、本当にありがとうございました。さらに、子どもたちのためにと高級ポテトチップス！のおみやげまでいただき大変ありがとうございました。また近々来てくださるとのこと、心からお待ちしております。重ね重ねありがとうございました。
 
 
 
というわけで、紙物さんの御来店について、3回分をまとめて書かせていただくとさすがに大作になった。もう時間もないので今日は新たに出品した盤のことを書くこともできない。
 
というか、B-SELSは素晴らしいお客さんに恵まれ過ぎて、私が出品してもすぐに売れてしまい、たちまち棚からレコードがなくなってしまう。私のペースでは一日に2，3枚しか出品できないが、一日に10枚も売れると、もうまったく追いつかないわけだ。本当にありがたいことだ。
 
実は、紙物さんにお買い上げいただいたノルウェーの『BEATLES FOR SALE』についても、この日記に書くべき目玉商品であったわけだが、各国盤に詳しい紙物さんが早速見つけられてお買い上げくださったというわけだ。
 
現在、補充しているレコードの多くは、通常のUKオリジナル盤で、特に目新しいものではないが、やはり基本のUK盤を切らしているようでは、わざわざ買いに来てくださるお客さんにも申し訳が立たない。だから、この日記で紹介するほどの盤でなくても、レコードは少しずつ補充していっているので、どうか皆さん、またいらしてください。
 
また、来てくださる際に、事前に「こんな盤を予算いくらくらいでほしい！」と御連絡いただければ、できる限りご用意させていただきます。もちろん、御連絡いただかなくとも、常にご期待に沿えるような店でありたいとは思っていますが、私一人では限界があるのです。
 
明日も、できるだけ日記の続きを書きたいと思います。どうか、皆さん、お楽しみに！
そして、明日もまたB-SELSで、皆さんの御来店を心からお待ちしています！