B-SELS　ビーセルズ | 日記 | 『ABBEY ROAD』　インド初盤（UKマザー）　極美盤!!!!!

先週の金曜日、B-SELS開店四周年の記念の日に、遠く尾道から来てくださったHさん、お祝いに高級チョコレートまで頂戴し、誠にありがとうございました。
 
Hさんは、尾道から3回目、3年ぶりの御来店。コロナも少し落ち着いてきたということで、遠いところをこうしてわざわざ来てくださった。本当にありがたいことだ。
 
今回、Hさんは、『RUBBER SOUL』を探しに来てくださったご様子で、どれにしようかと迷われていたが、聴き比べができるB-SELSのシステムをよくご存知なので、何枚かピックアップされ、試聴を希望された。
まずは、ドイツ・ステレオ初盤2枚、UKステレオ初盤、ブラジル・モノラル盤の順に、Hさんの希望で「DRIVE MY CAR」、「NORWEGIAN WOOD」、「NOWHERE MAN」の3曲に絞り、試聴していただいた。
 
最初のドイツ・ステレオ2枚については、静かに聴かれていたHさんであるが、UKステレオ初盤をかけた途端、「さっきのドイツ盤と同じヴォリュームですか？」と驚いたご様子。「”NORWEGIAN WOOD”のギターの音が全然違いますね！」とHさん。
 
次はモノラルということで、ブラジル盤を聴いていただいたが、「”NORWEGIAN WOOD”の音が少し変ですね。」とこちらはお気に召さなかった様子。モノラルならやはりUK盤を聴いていただかなければ！ということで、UKモノラル・マト4盤のいわゆる「CBSプレス」の盤を試聴していただいたところ、「これにします！」とのことで、結局、最後のUKモノラル盤をお買い上げくださった。
 
もう1枚、翌日のポール80歳の誕生日を祝ってHさんが買ってくださったのは、1989年の名作『FLOWERS IN THE DIRT』のUK盤。A-2U-1-1/B1U-1-2の初期盤でかなりの美盤。「これは…、スバラシイ音ですね！」とHさんもかなり気に入ってくださった。
 
Hさん、今回はB-SELSの貴重盤を2枚もお買い上げいただき誠にありがとうございました。尾道からは遠いですが、機会があればまたぜひいらしてください。楽しみにお待ちしています！
 
 
 

同じ日、Hさんがお帰りになる直前に来てくださったのは常連のKMさん。偶然、KMさんも尾道のことをよくご存知で、Hさんと尾道のマニアックな話をされていたのには驚いた！
 
KMさん、先週もまた来てくださり、そしてお祝いに豪華なケーキまで頂戴し、誠にありがとうございました。
 
今回も、KMさんはB-SELSのシングル・コーナーを中心に探されていた。「シングルって面白いですよねー」と仰るKMさんが、今回買ってくださったのは、次の3枚。
 
①「JET / LET ME ROLL IT」UKオリジナル、レアなフランス委託プレス盤。
「前回も試聴させてもらいましたが、気になって…。やっぱり良いですね！」
 
②「AND I LOVE HER / IF I FELL」USオリジナル、マトリクスF1/G2の最初期盤。レアなピクチャー・スリーヴ付き。
「USの”AND I LOVE HER”はポールのヴォーカルがシングル・トラックですね。US盤にしては盤質良いですね。そして、ジャケが格好いい。」
 
③「ALL TOGETHER NOW / HEY BULLDOG」フランス・オリジナル、B-SELSオススメ盤。
「フランス盤はやはり両面ともモノラルですか。そして音がデカイ。ベースもスゴイ迫力！これは気に入りました！！」
 
さて、常連のshiotchさんが御自身のブログに書かれていたように、途中、御一緒されたshiotchさんと音楽談義で盛り上がっていたKMさん。KMさんの娘さんもビートルズや同時代の洋楽が大好きで、父娘仲良く洋楽のレコードを楽しんでおられるとのこと。それは羨ましい！
 
KMさん、今回もB-SELSで多数お買い上げいただき、本当にありがとうございました。またいつでもいらしてください。心からお待ちしています！
 
 
 
さて、今日も日記はあと少ししか書くことができない。先週末にB-SELSに来てくださった常連のMNさんと、初めて来てくださったMMさんのことは、また明日以降に書かせていただく予定です。お楽しみに！ジョール・レッカートニーさんの続きも書かせていただきたいのですが、時間がなく失礼しています。きっとまた書かせていただきますので、こちらもお楽しみに！
 
それから、大変ありがたいことに、B-SELSにお客さんが増えて来て、全てのお客さんを紹介することはできないと思います。また、日記で紹介させていただく方についても、イニシャルが同じという方が、これからますます増えるかもしれません。この機会に、「改名」を希望される方は、ご遠慮なくお申し出ください（笑）。
 

 
というわけで、今日も1枚だけ紹介して終わりにしたい。
 
『ABBEY ROAD』の貴重なインド初盤の極美盤を出品した。
インド初盤は、いわゆるUKマザーで、UK初回マト2/1のマザーを基にインドで作ったスタンパーからプレスされているので、当然ながら、音は素晴らしいとしか言いようがない。ちなみに、インド初盤ではなく、インド・リカット盤ということになると、こちらはピッチが速いので、ピッチ調整ができる環境でなければオススメしない。
 
今回出品の盤は、インド初盤、UK初回マト2/1盤で、UKからインドに送られたマザーの番号は両面8、インドで作られたスタンパーはGL（18番）/GG（11番）という初期盤。
 
盤質が恐ろしく素晴らしい。私は、この53年近く前のインド盤に対し、EX++の極めて高い評価を付けた。見た目にもニアミントの素晴らしい盤であるが、わずかに、「YOU NEVER GIVE ME YOUR MONEY」の中間部に小さな、本当に目立たないキズがあり、そこだけ2回プチが入る。それすら、そう言われなければ気にならない程度のもの。
インドの初回ジャケはVG++。インド盤のジャケとしてはかなり良い状態であるが、インド盤のジャケにありがちなセロテープ補強の跡が残っている。それにしても、良いジャケ。
 
これくらいの美盤になると、ヴォリュームをかなり上げても、ノイズはかなり少ない。UK盤でもこれほどの美盤には滅多にお目にかかることはできないが、それが稀少なインド盤で見つかったのである。音は基本的にUK初盤と同じなので、UK盤だと思って聴いて楽しむこともできるが、インド盤として聴いていただければ、UKとのより細かなニュアンスの違いなどを楽しんでいただけることができるだろう。重量も、UK盤よりかなり重い。
 
それにしても、素晴らしい音だ。よくぞインド盤がこれほど良い状態で残っていてくれたものだ。おお、ついつい書き過ぎてしまった。税込-円ですので、一度、聴きにいらしてください。
 
明日もまた、B-SELSでお待ちしてます！


（6月22日追記）
『ABBEY ROAD』インド初盤（UKマザー）極美盤については、好評につき売り切れました。お買い上げいただき誠にありがとうございました。