B-SELS　ビーセルズ | 日記 | 「PLEASE PLEASE ME」　UKモノラル1st. ゴールド・パーロフォン、音良盤！

あと1か月後の12月17日、奈良では有名な春日若宮おん祭りの「お渡り式」が執り行われるが、わがB-SELSはその日がちょうど開店3年半の日にあたる。ありがたいことだ。
 
私が前の職場を退職してから早それ以上の月日が過ぎたのだが、元職場のSさんは相変わらず店によく立ち寄ってくださるし、先週はお世話になった元上司のKさんも来てくださった。そして今日は、元職場で大変お世話になったボランティアの先生方が3人も訪ねてきてくださった。
私の方からは多忙にかまけて一度もご挨拶に出向いていないにもかかわらず、こうして今も訪ねて来ていただいたり気にかけていただいたりしていることを、涙が出るほどありがたく思う。何も御恩返しはできていないが、お世話になった恩を忘れず、感謝の気持ちを忘れないことがせめてもの報いだと思っている。そして、今の仕事で少しでも良い仕事をしたいと思う。
 
今日も、平日にもかかわらず、何人もの良いお客さんに恵まれた。お年の若いお客さんも増えて来て、奈良も活気を取り戻してきたことを実感している。

 
そして、嬉しいことに、松江の「jazzdaisuki3　かくちゃん」さんがおよそ2年ぶりに来てくださった。
ぜひ、Instagramで「#bsels」と検索していただきたいが、かくちゃんさんには、B-SELS開店2周年のときも3周年のときもお祝いの投稿をいただいている。B-SELS開店当初から遠方から何度も通ってくださり、その後しばらくはコロナでお会いできなかったが、その間も、かくちゃんさんの投稿を見てB-SELSに来たというお客さんが何人もいらっしゃった。その懐かしいかくちゃんさんが今日こうして再び来てくださったのだ。
 
かくちゃんさんは、以前にB-SELSで買ったSGT.のUKモノラル盤の音がすごく良かったと改めて言ってくださった。そして私も、かくちゃんさんがSGT.の「インナーグルーヴ」について当時詳しい検証をされたことをいつまでも覚えている。
今回、かくちゃんさんは、私が7月2日の日記に書いた「ABBEY ROAD」を始め、「LONDON TOWN」、「GEORGE HARRISON」のいずれもUKオリジナル盤3枚をまとめて買ってくださったのだが、十分に試聴していただく時間がなかったので、かくちゃんさんにご満足いただけたかどうか。いずれ、かくちゃんさんが御自身のInstagramにポストしてくださるとのことであるので、それを楽しみに待ちたい。
かくちゃんさん、本当によく来てくださいました。再会できてとても嬉しかったです。その上、たくさんお買い上げくださってありがとうございました。またお会いできる日を、心から楽しみにしています。
 
 
こうして良いお客さんに恵まれると、出品にも気合が入るというもの。と言っても、私は一度にたくさんは出品できないので申し訳ないが、愛すべきレコードたちを、少しでも良い状態でお客さんに聴いていただきたいという思いから出品に時間をかけているのでお許し願いたい。

 
今日は「PLEASE PLEASE ME」のUKモノラル、ゴールド・パーロフォン、ファースト良盤を紹介させていただきたい。
初盤の「DICK JAMES」盤で、マザー2/1、スタンパーは両面10番台の前半、盤質VG+。盤には見た目にややキズがあり、また、A面から見るとわからないがB面のエッジの表面が少し欠けている。再生に支障はないものの、これは文字通り「玉に瑕」で、音の方は本当に、本当に素晴らしい。
ジャケVG++は、初回の「アンガス・マクビーン右寄り」ジャケの中ではかなり高い評価。ありがちなフリップバックの破れも最小限に留められているほか、書き込みなどもなく、何よりも表の「Angus McBean」の文字が綺麗に残っている。この価格帯では結構な良品。
 
お値段は税込-円。ポールの「ワン、トゥ、スリー、フォー」からジョンの最後の「コ…」まで、針飛びなど一切ないことを全て試聴の上で御購入を検討願いたい。針飛びどころか、気になるキズによるノイズも、この価格帯ではかなり少ない方だと思う。何よりも、その音の迫力の素晴らしいこと、少々のキズなどこの爆音の前に吹っ飛んでしまう。
 
価値あるゴールドのレーベルの方も、このクラスではかなり綺麗な方だと思います。

（11月24日追記）
「PLEASE PLEASE ME」UKモノラル1st. ゴールド・パーロフォン音良盤については、好評につき売り切れました。お買い上げいただき誠にありがとうございました。