B-SELS ビーセルズ の日記
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「LONG TALL SALLY」 2M/1M!!!!美盤
2021.10.29
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B-SELSは開店以来初めての三連休をいただき英気を養った。
秋も少しずつ深まってきて、毎朝通る飛火野のナンキンハゼの紅葉は今週末が見頃だろう。
そして、明日からは正倉院展、奈良は今が一番良い季節だ。
そんな気持ちの良い朝、ブログ「shiotch7の明日なき暴走」を開くと、shiotchさんが記事を更新されている。おお、今回もB-SELSで買っていただいたレコードの記事だ。タイトルは「爆音『A Hard Day’s Night』イスラエル盤」。ああ、これは本当に素晴らしい音であった。shiotchさんならきっと気に入られるだろうと思ってはいたが、予想以上に気に入っていただき、私もとても嬉しくなった。その上、素晴らしい記事にしていただいて…。
shiotchさん、今回もB-SELSのレコードをお買い上げいただき、こうして記事にしていただき、B-SELSを応援いただいて本当にありがとうございます。
これは連休明けの朝から幸先が良いなあと喜んでいると、当のshiotchさんが店に来られた。近くまで来たので立ち寄ってくださったとのこと。短い時間ではあったが、いつもB-SELSのことを気にかけてくださっている、そのお気持ちが嬉しく、私にはとても励みになる。
shiotchさん、また、ゆっくりといらしてください。楽しみにしています。本当にありがとうございました。
今日は、もう一つ嬉しいことがあった。去年も秋の今頃に他県から来てくださったお客さんが、今年も来てくださったのだ。遠方の方にもリピーターになっていただけるとは、とても光栄なことだ。
今回は「サージェント」の有名なドイツ・ステレオ盤を試聴の上でお買い上げいただいたのであるが、そのお客さんも既に何枚も持っていらっしゃるが、さらに状態の良い盤を求めて来てくださったとのこと。本当にありがたいことだ。
まだお名前を伺っていませんが、遠方から再度御来店いただき、B-SELSの貴重盤をお買い上げいただき誠にありがとうございました。また来てくださるとのこと、次回を楽しみにお待ちしています。
今日は何の盤について書こうかと悩んだが、今日出品した「LONG TALL SALLY」のUKオリジナルEPが感動的に音が良かったので、書いておきたい。
2枚組の「MAGICAL MYSTERY TOUR」を除けば12枚あるUKオリジナルEPの中で、一番プレミアが付いているのは「MAGICAL…」の一つ前の「NOWHERE MAN」であるが、音楽的に一番持っていたいEPということであれば、1964年6月19日発売のこの「LONG TALL SALLY」ではないだろうか。収録されている全4曲、「LONG TALL SALLY」、「I CALL YOUR NAME」、「SLOW DOWN」、「MATCHBOX」の全てが、オリジナルのLPにもシングルにも入っていない曲ばかりであるからだ。
今日の盤が特に音が良いのは、まずスタンパーが両面一桁であること。A面が2M、B面が1Mと、スタンパーは両面M、つまり4番目という早さだ。EPの中でもかなり売れたこの「LONG TALL SALLY」のスタンパー両面一桁盤は非常にレアだ。
さらに、盤質EXが素晴らしい。A面はほぼキズなしのEX+、B面は薄いキズありのEX-だがこのキズは音に出ない。針を落とした瞬間の「I’m gonna tell aunt Mary! ’bout Uncle John!!」、どれだけゾクゾクするか想像していただきたい。
ジャケVG++には折れと裏シミがあるが、フリップバックの状態も良く、破れもなく艶のある美しいジャケだ。そして、これは貴重な初回ジャケである。初回盤であってもスリーヴを紛失したものは再発盤のスリーヴに入れられたものが多く出回っているからだ。
両面スタンパーMの初回美盤、そしてこの素晴らしい音に敬意を表して税込-円です。いかがでしょうか。
(10月30日追記)
「LONG TALL SALLY」UKオリジナルEP 2M/1M美盤については、好評につき売り切れました。お買い上げいただき誠にありがとうございました。