B-SELS ビーセルズ の日記
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”RUBBER SOUL” UKステレオ初盤 1G
2021.09.24
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皆さんは、9月21日(火)付けのブログ「shiotch7の明日なき暴走」をお読みになっただろうか。shiotchさんが先日B-SELSで購入された”ABBEY ROAD”の東南アジア盤について記事を書かれている。いつもながら面白い記事にされるshiotchさんの文才には恐れ入るばかりだが、この盤質極上の”ABBEY ROAD”の魅力を余すところなく伝えていただいており、感謝感激である。
shiotchさん、今回もお世話になりありがとうございました。またゆっくりいらしてください。心からお待ちしております。
Yさんは、先月もUKモノラル盤の美品をB-SELSでお買い上げくださったが、今月もまた買ってくださった。先月は”A HARD DAY’S NIGHT”の極美品EX+であったが、今回は”BEATLES FOR SALE”の美品EX。もう1枚のVG++盤とじっくり聴き比べの上で、「こっちの方が鮮度の高い音がしますね!」と仰ってEX盤の方に決められた。
VG++盤の方もほとんどキズらしいキズもない良盤であったが、ややスレがあり、静かな曲ではややノイズが出た。EX盤の方は見た目にもスレも少なく、ノイズもほとんど出なかった。高価な盤であればなおのこと、こうしてよく試聴していただいた上でお買い上げいただく方が、店主としてもありがたい。また、このように隅から隅まで試聴の上でお買い上げいただけるのがB-SELSの長所であると自負している。
Yさん、今回もB-SELSでお買い上げいただきありがとうございました。またの御来店を心からお待ちしています。
先週来てくださったばかりのNIさんは、今週もお仕事帰りに御来店くださった。「仕事帰り」と言っても、NIさんのご自宅は奈良とは反対方向なので、いつも申し訳なく思う。しかし、そこまでして来てくださるNIさんにとても感謝している。
「何かオススメのレコードがあれば聴かせてください。」と仰ったので、私が8月8日の日記に書いた”LONDON TOWN”のアルゼンチン盤を聴いていただいた。NIさんは、先日”LONDON TOWN”のトルコ盤を買ってくださったばかりなので、このアルゼンチン盤を買っていただくつもりはなかったのだが、ウルグアイ盤、トルコ盤、ペルー盤などの音を好まれるNIさんであれば、このアルゼンチン盤の音も気に入られるのではないかと思ったのだ。
その日は店のオーディオの調子が悪く、時間もなかったので途中までしか聴いていただくことができなかったのだが、NIさんは数曲を聴いたのみで購入を即決してくださった。
翌日、NIさんからお電話をいただき、「とても良い音がしていました。力強い音ですね。買ってよかったです。」と仰っていただいた。
NIさん、今回もお世話になりありがとうございました。またいつでもいらしてください。楽しみにお待ちしています。
さて、今日は一日、この”RUBBER SOUL”のUKステレオ1G盤を聴いていた。音を聴くのにあまりに熱中しすぎて、途中、お客さんが来られているのに気づかなかったくらいだ。私は放心状態で、お客さんの前で気もそぞろで、何度も来てくださっているお客さんだったのに申し訳なかった。
この”RUBBER SOUL”は、UKステレオの初回マトリクス両面2、マザー両面1、スタンパーはA面がG、B面も十番台の最初期盤だ。
盤質はお世辞にも良いとは言えない。見た目にもスレ・キズの目立つVG盤であるが、これもB-SELSの盤らしく、見た目よりずっと「音の良い」盤である。もちろん、キズによるノイズもあるにはあるが、「それがどうした」と言わんばかりの1Gの音である。
1Gの音自体は、表現するのが難しい。音が素晴らしいと言うのは簡単だが、そもそもそういう次元の話でもないような気がする。まずはこの1Gの音というものを聴いてみていただきたい。今まで聴いたことのない音に、きっと驚かれることと思う。
ジャケはVG+程度、決して美品ではないが、もう一つ+を付けても良いくらいの状態の良いジャケ。これにオリジナルのインナーと1G盤が付いて税込-円です。
(10月2日追記)
”RUBBER SOUL” UKステレオ初盤1G盤については、好評につき売り切れました。お買い上げいただき誠にありがとうございました