B-SELS ビーセルズ の日記
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”WINGS WILD LIFE” アルゼンチン盤!!
2021.09.19
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おかげさまでB-SELSは今週もお客さんに恵まれた。
先に日記に書かせていただいた常連の用心棒さん、shiotchさん、MNさん、Bさん、NIさん、改めて感謝申し上げます。今週もお世話になり本当にありがとうございました。
また、初めての方やリピーターになって下さったお客さん、“RUBBER SOUL”、”MAGICAL MYSTERY TOUR”、”BEATLES FOR SALE”、”MILK AND HONEY”、”PAPERBACK WRITER”…、それぞれのレコードを買ってくださったお客さんと御一緒の試聴は楽しかったです。またぜひいらしてください。どうもありがとうございました。
今日はKUNIさんが来てくださった。”LET IT BE”のインド盤を試聴したいと仰る。UKマザーの方ではなく、インド独自カットの方だ。盤質も良く気に入っていただいた様子で、「お店のシステムが良いから、こんな良い音がするんじゃないんですか(笑)。」いえいえ、B-SELSのシステムは自慢できるほどチープなものです。音が良いのはレコードが良いからです(笑)。
続いて”LET IT BE”のチリ盤を試聴したいと仰る。私が7月18日の日記に書いた、大変レアな盤のことだ。「同じ”LET IT BE”でも国によってこれほど音が違うとは…。”THE LONG AND WINDING ROAD”も聴かせてください。お手数かけてすみませんねえ。」いえいえ、私はお客さんとこうしてレコードを聴くのが何よりも楽しいのです。喜んで。”LET IT BE”の聴き比べでしたら、他に南米コロンビア盤やブラジルのモノラル盤なんかもいかがですか。「うーん。これは深みにはまりそうですねえ(笑)。」
「音的にはインド盤の方が好みですが、今日は家に帰って南米盤対決にします。ブラジル盤とチリ盤をいただきます!」
と快く貴重盤を2枚まとめて買ってくださったKUNIさん、今回もお世話になりありがとうございました。
今週トリで紹介させていただくのはshiotchさん。9月17日付けのshiotchさんのブログ「shiotch7の明日なき暴走」をぜひお読みいただきたい。shiotchさんがいかにペルー盤の音に心酔されていることか!それはNIさんや私も同じなのである。だから、私も今は、ペルーなど珍しい国の盤を出品することが楽しくてしょうがないのだ。そのうちUK盤のスゴイのも出品するつもりなので、各国盤に興味のない方もしばらくは辛抱してお付き合いいただきたい。しかし、一度このペルー、ウルグアイ、トルコ盤などの「アタリ盤」の音を聴いていただければ、shiotchさん、NIさん、そして私がこれほどまでに惚れこむ気持ちもご理解いただけるのではないかと思う。
実は、今日のshiotchさんは、私が昨日の日記に書いたばかりの”DOUBLE FANTASY”のペルー盤、4月3日の日記に書いた”ABBEY ROAD”のイスラエル盤、さらに、本日の日記に書くつもりだった”RAM”のアルゼンチン盤の3枚をまとめて買ってくださった。これらの盤についても、shiotchさんがいずれご自身のブログで記事にしてくださることと、私はとても期待しているので、私から詳細を書くことは避けたい。ただ、shiotchさんへの感謝の言葉しかない。shiotchさん、本当にありがとうございました。
最後に、これは今日の予定にはなかったが、”WINGS WILD LIFE”のアルゼンチン盤について紹介したい。これも独自カッティングで、アルゼンチンらしく力強い音がしているが、曲によりカッティングのレヴェルにややバラツキがあるように思われる。この「ワイルドライフ」のカッティングというのは、UK盤のA面マトリクスが11番まで行ったことからもわかるように、とても難しいのだと思う。また、エンジニアにより曲の解釈など、違いがあって当然だと思う。
盤質もVG++程度、ややスレはあるが深いキズの少ない良盤だ。音溝の状態も良い。ジャケも経年劣化はあるがVG+以上の悪くない状態だ。そしてオリジナルの黄色のインナーも付いている完品。税込8,800円。「ワイルドライフ」が好きな方は、ぜひ聴いてみてください。