B-SELS ビーセルズ の日記
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”LONDON TOWN” 超レア! トルコ美品!!!
2021.08.01
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月日が経つのは本当に早いもので、今年も早8月だ。一年はあっと言う間、一日一日を大切にしなければ。
1968年8月1日のビートルズは、ポールの”HEY JUDE”のヴォーカルとオーケストラ、それにあの有名な”NA,NA,NA…を録音している。
1969年8月1日のビートルズは、ジョンの”BECAUSE”を録音している。あの美しいハーモニーで有終の美を飾ろうとしているのだ。”HEY JUDE”からわずか一年後のことである。
さて、私が今年最初の日記に書いた、”PLEASE PLEASE ME”UKモノラルの「真性サード」、「33 1/3」入りの激レア・レーベル盤を買ってくださったのは、昨日もご紹介したMNさんだ。私が「3が3つのおめでたい盤」として令和3年の新年の記念に出品した盤である。
レーベルも激レアだが、この盤はスタンパーが両面ともかなり早く、特にB面は10番台とゴールド・パーロフォン並みの早さというのがウリであった。つまり、音の方はゴールドと同じということだ。
MNさんには、それまでに何度か試聴していただいていたのだが、今回、「もう一度聴かせてほしい」とのことで試聴され、「やっぱり、これは良い音しますな!」と笑顔で仰って、購入を決められたのである。1963年のかなり初期の盤としては状態も良く、ゴールドでもこれほど状態の良い盤は少ないので、私も特にオススメさせていただいた。
MNさんには、今回もB-SELSの貴重盤をお買い上げいただき、誠にありがとうございました。これからも良い盤を出品していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
今日も残り時間が少なくなったが、今日は、トルコ盤の”LONDON TOWN”の状態の良い盤を出品することができ、大変充実している。
このウイングスの”LONDON TOWN”は、私が最初に入手したトルコのレコードで、最初に聴いたとき、そのタイトル曲”LONDON TOWN”の美しいコーラスの音に驚き、”CAFÉ ON THE LEFT BANK”の迫力ある音に圧倒され、”I’M CARRYING”の美しい倍音の響きに度肝を抜かれたものの、盤質が少し悪く、一部針飛びがしたので、店には出さなかったという経緯がある。
もっと状態の良い盤を入手できれば出品したいと思っていたが、トルコ盤自体、数は極めて少ない。
今回出品したのは、盤質EX、ジャケEX-と、かなり状態の良いもので、音の方も素晴らしく、私にとっては理想的とも言える”LONDON TOWN”の音を聴くことができた。
このトルコの”LONDON TOWN”については、shiotchさんが御自身のブログに書かれているとおり、ラストの大曲”MORSE MOOSE AND THE GREY GOOSE”が、半分ほどにカットされてフェイドアウトしてしまうという難点がある。
トルコ盤は、音圧が高く、B面初めの”WITH A LITTLE LUCK”などもUK盤に比べて思い切ったカッティングである。その分音が素晴らしいのだが、ラストの曲で音溝を入れるスペースが足りなくなってしまった。普通ならカッティングしなおすのだろうが、それをせずにフェイドアウトしてしまったところに、文化の違いがある。
それにしても、この素晴らしい音を聴かずにはいられない。こんな”LONDON TOWN”があったのか。世界はまだまだ広い。「耳から鱗」のレコードである。
(8月7日追記)
”LONDON TOWN” 超レア! トルコ美品は好評につき売り切れました。お買い上げいただき誠にありがとうございました。