B-SELS ビーセルズ の日記
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“OFF THE GROUND” レア! ブラジル・オリジナル!!
2021.06.20
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今週末も、おかげさまでお客さんに恵まれた。”ABBEY ROAD”を買ってくださった方、”SGT.PEPPER’S”を買ってくださった方、本やグッズを買ってくださった方、「赤盤」を買ってくださった方…。
全てのお客さんを紹介することはできませんが、本当に皆さん、ありがとうございました。またの御来店を心からお待ちしています。
和歌山のMさんには、3週も続けて御来店いただき誠にありがとうございました。
今週はポールの誕生日だったので、”WINGS GREATEST”など、他にもいろいろとレコードをお買い上げいただいた。いつものように、お喋りをしながら一緒にレコードを聴くのも楽しかった。「ここに来るのが楽しい。宝の山です。」とMさんから言っていただき、とても嬉しい。
Mさん、またぜひいらしてください。
さて、今日はポール1993年の作品、“OFF THE GROUND”のブラジル盤だ。
ポールがソロになってからのアルバムでは、1989年の”FLOWERS IN THE DIRT”まではまだアナログでも手に入りやすいが、1990年以降の作品では、アナログ入手が極端に難しくなる。この“OFF THE GROUND”も、日本やアメリカではCDしか出ておらず、LPと言えばUKだが、UK盤ももちろんB-SELSにはあるがこれもレアだ。
ところで、中南米の方では、まだCDがそれほど普及していなかったのか、意外にこのタイトルでは中南米のLPが目に付く。このブラジル盤もその一つである。
ブラジル盤は、UK盤とはランオフのマトリクスも全くことなるので、ブラジル独自のカッティングと思われる。音圧はUKの方が若干高めであるが、ブラジル盤もかなり良い音を出しており、ここは好みが分かれるところであろう。
ただ、ブラジル盤の方は、B面4曲目の”GET OUT OF MY WAY”で、一旦演奏が終わってから再びロビーのギターが始まる箇所があるが、そこで左チャンネルの音が一瞬消える。盤にキズもないことから、これはカッティングの際のミスかもしれない。
盤質EX+、ジャケEX-と、盤もジャケも良い状態。これも30年近く前のレコードなので、ジャケには使用感も見られるが、盤は本当に良い盤だ。
税込11,800円でいかがでしょうか。この機会にレアなオリジナルのアナログ盤を聴いてみてください。
日本のテレビ番組でも使用された”HOPE OF DELIVERANCE”が一番キャッチーだが、”BIKER LIKE AN ICON”も恐ろしく格好の良い曲だ。
他にも、コステロとの共作である”MISTRESS AND MAID”と”THE LOVERS THAT NEVER WERE”の2曲、ジョージ・マーティンがオーケストラをアレンジした”C’MON PEOPLE”、ポールがビートルズ時代にインドで作った”COSMICALLY CONSCIOUS”などなど、話題性のある曲がいっぱい。
ちなみに、ジャケの写真はクライヴ・アロウスミスで、これは”BAND ON THE RUN”などのジャケ写真と同じ人。見開きのコラージュは”RED ROSE SPEEDWAY”のブックレットと同じエデュアルド・パオロッツィの作品、メンバーの写真を撮ったのはもちろんリンダ!
私は、”GOLDEN EARTH GIRL”が大好き、70~80年代のポールのアルバムにも必ず一曲は入っていたような、メロディの美しい珠玉の名曲。
これもリンダのことを歌っている。
(6月21日追記)
ブラジル盤には、UK盤のような歌詞付きのインナーバッグはなく、両面に歌詞を印刷したインサートが1枚付いています。完品です。