B-SELS ビーセルズ の日記
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"ABBEY ROAD" インド初盤!! UKマザーの大迫力!!!
2021.05.04
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Iさんが来てくださった。数か月に一度、マイカーで2時間以上かけて来てくださる。この日は、私が4月4日の日記に書いた”PLEASE PLEASE ME”のペルー初盤モノラルの極美盤を、その翌日に電話で予約してくださり、遠いところを買いに来てくださった。ありがたいことだ。
早速試聴を始めていただいたが、ポールの「ワン・トゥ・スリー・フォー!!」からいきなり音が大きすぎたため、少しヴォリュームを下げた。ペルー盤も、UK初回盤と同じ1Nのメタルマザーを使用しているが、いつ聴いてもこのUKマトリクス1Nは「ラウドカット」だと思う。
Iさんは静かに聞き入っておられたが、A面が終わると「いいですねえ。」とニコニコ。お客さんのこの笑顔が何よりも嬉しい。両面を聴き終えて、「”LOVE ME DO”のタンバリンの音がよく聴こえます。最後の”TWIST AND SHOUT”まで、音が本当に生々しい。まるですぐそこで演奏しているみたいですね。これは買います。」と仰って購入を即決された。
両面聴いていただいても30分余りの盤なので、B-SELSではお客さんの時間の許す限り、特に貴重盤はできるだけ全曲を試聴していただいてから購入を判断していただくようにしている。そして、このお客さんとの試聴は、店主にとっても何よりも楽しい時間だ。
これほど美しいペルー盤もまずないと思うので、Iさんにも自信を持ってお勧めさせていただいた。Iさん、今回もお買い上げいただき誠にありがとうございました。そして、お土産にご当地のおせんべいまでいただき恐れ入ります。重ね重ね、ありがとうございました。是非また奈良にいらしてください。
さて、今日も残り紙面が少なくなった。B-SELSでは毎日毎日、貴重なレコードを何枚も出品し続けているが、その中でも記事にすると面白そうなレコードのことを日記に書くようにしている。しかし、こうして紙面も時間もなくなってくると、それほど面白いことも書けないので申し訳ない。
今日は”ABBEY ROAD”のインド初盤を紹介させていただく。
このインド初盤については、常連のshiotchさんが昨年B-SELSでかなり状態の良い盤を買ってくださり、そのことをブログ「shiotch7の明日なき暴走」(2020-11-19)に書かれている。そのUKマザーのインド初盤の音がとても素晴らしかったので、今回第2弾として、新たに出品させていただく。
盤質VG+程度。A面に5cmくらいのネイルと思われるキズがあるが、幸いキズは浅く音に出ない。他にプチプチと音に出るキズも2,3か所あるが、被害は最小限にとどめられており、トータルでは音の良い良盤である。
貴重な初回ジャケは、四方にセロテープを剥がした跡があるのでVG-と良くないが、書き込み等はなく、それほど悪い状態でもない。
UKメタルマザー使用、UK初回マト2/1、マザー・スタンパーは6H/3Pとインド盤の中でも早いプレス。大きな音で聴いてもノイズは少なく、大迫力で楽しめる。
税込¥12,800でいかがでしょうか。ぜひ試聴にいらしてください。