B-SELS　ビーセルズ | 日記 | “ABBEY ROAD” レア!イスラエル・オリジナル!!

レアなイスラエルの“ABBEY ROAD”、1969年のオリジナル盤を紹介させていただく。
 
ジャケについて、世界一有名なレコード・ジャケットの写真は同じであるが、イスラエル盤は全体的に色が黒く、アスファルトの色がより黒いのが特徴だろう。但し、コーティングがなされているので、光沢があって美しい。裏はもともと「レフト・アップル」ではなく、りんごは通常の位置にあるが、このタイトルとしては珍しくフリップ・バックが採用されている。
 
もちろんステレオだが、ジャケには「STEREO PLAYABLE ALSO AS MONO」と印刷してある。アップルのレーベルにも「STEREO & MONO」とあるが、ランオフのマトリクスは「YEX749-2/YEX749-1」であり、UKの初盤と刻印も同じ、つまり、UKメタルマザーが使用されている。
 
B-SELSの盤は、ジャケVG++、盤EX-とまずまずの良品。
ジャケは経年によるイタミはあるものの、特段悪いところもない、良いジャケである。
盤は、わずかに”I WANT YOU”にコキズがあるものの、他に目立つキズもない状態の良いもので、UK盤でもこれくらい状態の良い盤は少ないと言ってよい。キズによるノイズはかなり少ない、聴感的には素晴らしい盤である。
 
UKの初回マトと同じで、盤質が良いのだから、音が良いのは間違いないが、通常のUK盤より低音がよく出ているので、手元にあるスタンパー両面二桁のUK盤と比べてみた。
 
1曲目の”COME TOGETHER”から、ウーハーの揺れがイスラエル盤の方が激しかったのには驚いた。個体差もあると思うが、かなり迫力のある音である。ぜひ聴いてみていただきたい。