B-SELS ビーセルズ の日記
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"LOVE ME DO"② UK初盤レッド 1GA/1T!!!
2021.03.21
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今年こそは映画"GET BACK"が無事公開され、今度こそ"LET IT BE"の50周年記念スーパー・デラックス・エディションが発売され、再びビートルマニア旋風が世界中に吹き荒れることを願って止まない私であるが、もう一つ期待しているのが早くも来年のこと。
来年は2022年。そう、ビートルズが1962年にデビューして60年目の記念の年。ビートルズも還暦というわけだ。これはおめでたい。今後さらに大規模なビートルズ復活プロジェクトが進行していくことだろう。そんなことを考えながら、昨日からこの偉大なバンドのデビュー曲"LOVE ME DO"ばかりを聴いている。
今日の"LOVE ME DO"もなかなか良い。これも貴重なレッド・レーベルのUK初盤だ。
1962年9月4日、リンゴ加入後の4人が初めてアビイ・ロードで録音した「リンゴ・ドラム・ヴァージョン」がデビュー・シングルとなり、1962年10月5日にリリースされたものだ。
ご存知のとおりLPには「アンディ・ホワイト・ドラム・ヴァージョン」が採用となり、リンゴがドラムを叩いた方のマスターテープは廃棄されたので、現存する「デビュー当時の音」に一番近いのはこのシングル・レコードだ。
ポールは後に名著「メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」において、「今聴いても、僕の声が緊張してるのがわかるよ!」と述べているが、ポール自身も認めるとおり、特に間奏前の「LOVE ME DO~」の歌のところで、ポールの声が頼りなくなっているのがはっきりとわかるし、ベースの音もいつもの自信たっぷりなポールが弾いた音ではない。
このシングル・ヴァージョンの演奏を当時抹殺したがったのはポールでは?などといつも微笑ましく思ってしまうが、それほど初々しいビートルズのデビュー曲である。1962年に発売されたビートルズのレコードはこの1枚のみ。来年は、このデビュー曲が今まで以上に重要な年となろう。
今日のシングルは、スタンパーがA面は昨日と同じ1GA(13番)であるが、B面が1T(9番)とさらに早い。盤質VG+であるが、これも音に出るようなキズは少なく、鮮度の高い音がしている。これこそが本当の"LOVE ME DO"だ。レーベルに書き込みがあるので、昨日の盤より価格を抑えて出品している。これもぜひ試聴にいらしていただきたい。
(4月23日追記)
「"LOVE ME DO"② UK初盤レッド 1GA/1T」については好評につき売り切れました。お買い上げいただき誠にありがとうございました。