B-SELS ビーセルズ の日記
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「サージェント」 レア! スペイン・モノラル!!
2021.03.11
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この「サージェント」のスペイン盤は私のお気に入りだ。
大変レアな初盤のモノラル「MOFL9000」は、スペインの太陽のように真っ赤なレーベルに、大きく「odeon」のロゴが入っている。
独自カッティングで、ランオフのマトリクスは「XEX637/XEX638」と枝番がない。前にも書いたが、私はこの独自カッティングが大好きで、この盤はどんな音がするのだろうと考えると、かける前からドキドキする。
なお、スペイン盤にもUK盤と同じ個所に、メタル・マザーやスタンパーと思われる番号や記号が刻印されている。このスタンパーらしきものは、他の手持ちのスペイン盤も調べたところ、どうやらUK盤で使用されている「グラモフォン・コード」と同じようだ。
ちなみにB-SELSの盤は、両面「1H」である。さらに「グラモフォン・コード」の上に◇や||などの記号が刻印されているのが、スペイン盤の特徴であるが、この記号の意味は私にはわからない。
ジャケは、ドイツ製で、この時期のスペイン盤の「サージェント」は、UK製やドイツ製のジャケに入れられて流通したようだ。
音圧はUK盤より小さめだが、決して迫力不足ではなく、低音はかなり多めに入っているので、UK盤より少しボリュームを上げて聴くと、何とも上品で力強い音がする。
堂々とした音作りであり、芸術作品である「サージェント」の魅力を、最初から最後まで余すことなく伝えていると感じる。だから、何度でも聴いてしまう。
(3月12日追記)
「サージェント レア! スペイン・モノラル」については、好評につき売り切れました。お買い上げいただき誠にありがとうございました。