B-SELS ビーセルズ の日記
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本年もどうぞよろしくお願いいたします
2021.01.03
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改めまして、皆様、新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年早々、常連さんやリピーターのお客さんの方々の御来店があり、とてもありがたかった。
一番に来てくださったのは常連のSUさん。私が12月19日の日記に書いた"HELP!"のUKモノラル最初期スタンパーの1R/1A盤を試聴したいとおっしゃる。もちろん喜んで応じた。
タイトル曲の"HELP!"が鳴り出したとたん、SUさんも「音がすごく鮮明ですね。」と驚かれた様子。A面は1Rの大迫力で、後半の"I NEED YOU","ANOTHER GIRL","YOU'RE GOING TO LOSE THAT GIRL"などの鳴りも良い。最後の"TICKET TO RIDE"が終わるとSUさんも「さすが1Rはすごい迫力ですね。」思わず拍手されていた。
B面はさらに盤質良く、こちらも1Aの大迫力。"ACT NATURALLY"や"IT'S ONLY LOVE"のギターの音が心地よい。"YOU LIKE ME TOO MUCH","TELL ME WHAT YOU SEE"などの比較的地味な曲も、音の鮮度が高いのでとても良い演奏に聴こえる。"I'VE JUST SEEN A FACE"の大盛り上がりの間奏と続く"YESTERDAY"の静寂のコントラストはこの盤のハイライト。最後は"DIZZY MISS LIZZY"で終わり、SUさんも「ジョンの声とギターの迫力がスゴイ!」と感激されていた。
試聴の上で1R/1Aの貴重盤をお買い上げくださったSUさん、一番にお買い上げいただき誠にありがとうございました。また、本日新年早々にB-SELSにご来店くださったお客さんの皆さん、本当にありがとうございました。幸先が良かったので、今年も良い年になりそうです。
さて、新年初めの出品は何にしようかと考えたが、"PLEASE PLEASE ME"のUKモノラルで、私が便宜上「真性サード」と呼んでいる「33 1/3」表記のある超レア盤を出品することにした。
これは"PLEASE PLEASE ME"の3rdプレスにあたるが、1stの「ゴールド・パーロフォン」が1963年3月頃にプレスされたとすれば、この「最古のイエローパーロフォン」はおそらく1963年5月頃のプレスだと考える。
スタンパーはとても若く、A面が1RM、B面が1.2GOである。A面は24番目のスタンパーに当たるが、ゴールドでも21番目までのスタンパーは確認しているので、音の方はゴールドと比べても遜色ないと言ってよい。また、B面は15番目のスタンパーで、こちらはゴールドでも使用されている10番台のスタンパーである。つまり、レーベルはイエローだが、音の方はゴールドとほぼ同じと考えていただいて間違いない。さすがにゴールドの一桁盤にはかなわないだろうが。
盤質VG++。この「真性サード」の中でもかなり良い状態。スレ等は目立つが、ゴールドにもありがちな深いキズは少ない良盤である。
ジャケはVGだが、ゴールドと同じ「アンガス・マクビーン右寄りジャケ」だ。裏下のフリップバックの一部が欠損しているのでVGとしたが、表はまずまず良い状態、書き込みなどもなく、良いジャケだと思う。
令和3年ということで、3が3つのおめでたい盤、タイトルも新しい年の初めにぴったりだと思いました。皆様の御来店を心よりお待ちしております。