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B-SELS ビーセルズ の日記

FASTER ファースター

2020.01.10

1979年発表のジョージの最高傑作『GEORGE HARRISON(慈愛の輝き)』は、名曲の宝庫と言っても良いくらい素晴らしい曲が詰まっている。
先日、この日記に書いた「LOVE COMES TO EVERYONE(愛はすべての人に)」もそうだし、この「FASTER」もそうだ。


 
ジョージと言えば、インド好き、お笑い好き、映画好き、ハワイ好き、園芸好きなどで知られるが、大のF1ファンでもあった。


私はF1には全く詳しくないが、『慈愛…』のライナーノーツには、この曲はF1レーサーのジャッキー・スチュワートとニキ・ラウダにインスパイアされて書いた旨の記載がある。そして、「THE ENTIRE FORMULA ONE CIRCUSに捧げる」とある。多分、F1のサーキット場のことだろう。そして、「ジョディ・シェクターに特に感謝する」とあるが、これは1979年にワールド・チャンピォンになったF1レーサーの名前だ。最後に「ロニー・ピーターソンの思い出に」とあるのは、この年レースで死亡したレーサーを追悼してのことだ。


 
イントロからレーシング・カーのエンジン音が入っており、レース開始とともに華々しいオーケストラに飾られた曲が始まり、曲中もところどころでレースの音が挿入されている。「弾丸よりも速い」という歌詞のところでは拳銃の音も聞こえるし、曲の最後には救急車の音まで聞こえる。SEもおもしろいが、何よりも曲が快活でメロディも素晴らしい。オーケストレーションや、ジョージのスライド・ギターとアコースティック・ギター、そして、ジョージの声も良い。聞いていて元気の出るような曲だ。


この曲は、UKでは『慈愛…』からのサード・シングルとしてカットされたが、両面ともLP収録の曲であったし、とにかく全く売れなかったようだ。しかし、レコードが売れなくてもジョージはこうして良い曲を書き続けていたんだぞと、私まで誇らしい気持ちになる。その努力が数年後に『クラウド・ナイン』に結実するのだ。


 
『慈愛…』のLPでもこの曲はB面1曲目と一番良い位置に入っているので、音はとても良いはずだ。より迫力を求めるのなら、UKのシングル盤は最高だが、これはとてもレアだ。


 
シングルは、通常のダーク・ホース・レーベルとピクチャー・レコードの2種類が出た。どちらもUKのみ。ピクチャーの方はまだ時々見るが、通常盤がレアで、滅多に市場に出てこない。どちらも同じ「A1/B1」のマトリクスで、プレスは両方合わせても数千枚?レアなはずだ。


 
ピクチャーのB面にはF1に乗ったレーサーの写真が大きく描かれている。「グンナー・ニルソン 1948-1978」。前年に癌で29歳の若さで亡くなったレーサーだ。
レコードのカンパニー・スリーヴにもピクチャーの透明スリーヴにも、このシングルからジョージが受ける印税は全て「グンナー・ニルソン癌基金」に寄付される旨のシールが貼られていた。
ジョージは友達も多かったんだろうなあ。

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